ROYAL OF JAPAN

ローヤル通信

サンテミリオン大使への叙任

2017/10/18

9月後半にボルドーのサンテミリオン大使(ジュラード・ド・サンテミリオン)の叙任式へ参加しました。フランスのワイン産地には、各産地のワインの名声を高めることを目的に、大使や騎士の称号が存在しています。サンテミリオン地区はその中でも歴史が一番古く、1199年にフランス、アキテーヌ地方を支配した英国王がサンテミリオン市に自治権を認めたことで創設され、その後1289年にこの権利を守るためにジュラード・ド・サンテミリオンという自治組織が結成されました。ジュラードのメンバーは、この地のワインに対する品質管理も行っていました。一時この活動は止まっていましたが、戦後の1948年に復活し今日に至っています。現在のジュラードの役割は、サンテミリオンワインの品質向上とその知名度を上げることです。シャトーのオーナーや生産者が中心になって、この地区のワインの販売に貢献した人達にジュラードの称号を与えるための式典が毎年行われます。この式典は、約50年前に始まり毎年60人程が叙任されています。現在、世界には約3,000人のジュラード(日本人では約300名)が存在しているとのことです。今回は、私共の日程的な都合により正式な叙任式に参加出来ないということで、特別に式典会場にてプライベートの叙任式をして頂けるという大変幸運で名誉なお計らいをして頂きました。

式典の会場は、厳かで崇高なムードが漂っていました。7名のジュラードが進行してくれて叙任式が始まりました。


私、古閑(左)と社長の松澤(右)のプロフィールがそれぞれ読み上げられて、ジュラードのメンバーより叙任の宣誓が行われました。


叙任式の最後にメンバーブックへの署名を行う社長の松澤。


ジュラードの認定書を頂き、サンテミリオン大使としての重みを感じます。


叙任を推薦してくれたメゾン・リヴィエール社のフィリップ社長とジュラードの副会長と共に記念撮影。

今回、メゾン・リヴィエール社との取引が20年を迎えるにあたり、フィリップ社長がこれまでの長い取引関係へのしるしに、特別のお計らいでプライベートの叙任式を設けていただけました。社長と共にこの名誉ある称号を頂けたことに感激しています。
これからは、今まで以上にサンテミリオン・ワイン(特にリヴィエール社のクロ・デ・メニュ)に貢献しなければ、と強く思った次第です。
今後も弊社のお客様を通して消費者の方々により美味しくて飲み頃のサンテミリオン・ワインを魅力的な価格で販売して参りますので、これからも ㈱ローヤルオブジャパンの活動を応援して頂けますようお願い申し上げます。
輸入事業部長 古閑(こが)



 

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