ROYAL OF JAPAN

ローヤル通信

ボージョレ・ヌーヴォ 2019 収穫情報

2019/10/09

ブログを読んで頂いている皆様へ

早いもので、もう10月になりました! あっという間に一年が経ってしまい、来月にはヌーヴォが解禁されます。 現地からの収穫までの情報をお知らせしたいと思います。

 

<1~2月>

1月の初旬は、気候が比較的暖かく雨も少ない状況で始まりました。 1月23日にまとまった雪が降り、ぶどう畑がきれいに雪化粧をしました。2月の初旬は雨が多い日が続きましたが、後半は気温が上昇して2月度の最高気温を更新しました。

 

<3~4月>

3月の初旬は、雨が少なく昼夜の寒暖の差が激しくなり、ぶどうの苗木が芽吹き始めました。しかし、4月4日の夜から5日の早朝にかけて気温がマイナス1℃となり霜が発生してしまいました。多くの芽は、その霜により実を付けられませんでした。

 

4月15日には2度目の零下による凍結が起こり、生き残った芽をさらに苦しめました。ぶどうの生産量は、減ることが確実になりましたが、品質においてはより良くなる可能性があります。

 

<6月~8月>

6月の中旬に例年よりも低い気温の中、開花がゆっくりと進んで行きました。実ったぶどうの数を見ることで今年の収穫量の少なさを改めて感じました。春から6月まで続いた低い気温により実が色づき始めたのは7月の後半でした。

 

   

8月になると気温が一気に上昇し、猛烈な暑さで40℃を超える日も続きました。しかし、またもや異常気象による嵐とピンポン玉大のあられが局地的に降ったことで 一部の畑のぶどうは大きな損害を被りました。今年は、霜や悪天候、猛暑と嵐などにより残念ながら大幅な収穫減となりますが、 品質面では、手作業により完璧に熟したぶどう(ガメイ種)を選果することで、 より良い品質のヌーヴォが作れると確信しています。

 

<9月>

 

 

 

ボージョレ地方のほとんどのワイナリーの収穫は、9月9日より始まりました。 私達のワイナリー、シャトー・デュ・シャテラール社も同日に収穫を開始しました。 収穫量は、過去5年の平均よりも25%ダウンとなりましたが、 8月後半から9月前半にかけての猛暑と乾燥した気候により成熟したぶどうは、 高い密度と十分な糖度があり、高い品質のヌーヴォになると思います。

 

<醸造長のオーレリーと輸出担当のシャーリーン>

今年は、収穫が少なくなる中でシャトーの自社畑のみで作るヌーヴォをお届けします。 私たちのヌーヴォは、農薬や化学肥料を一切使用しない自然農法で作るヌーヴォです。 全て手作業で収穫して作るので、ぶどう本来の新鮮で芳醇な風味が楽しめます。 今年も皆様が私たちのヌーヴォを楽しんで頂けることを願っております。

醸造長、オーレリー ド ヴァルモン  

Copyright ©2011-2015 Royal Of Japan All Rights Reserved.